2018年7月25日水曜日

2018年7月25日(水)

この手紙を読んで下さるあなたへ

どんな水曜日を過ごされましたか?いい一日でしたか?
私はいつも通りお客様をむかえ接客をしました。
風邪気味だったので午後の習い事はお休みしました。
好物のイチゴを2パック買いました。夫とけんかにならないように2パックです。夫は働いていません。
私は不妊治療をしています。6年前にがんになりました。
私は生きて夫と暮らせるだけでも幸せですが夫は子供をのぞんでいます。
人生に子供は必要でしょうか。
あなたに子供は居ますか?それともあなたはまだ子供でしょうか。
みんなが誰かの子供ですね。私も両親のことが大好きです。

あなたの水曜日がこれからも幸せな日々であることを祈ります。
今日はよく晴れた木曜の朝です。
夫に何も言わずゲストハウスの仕事を投げ出して、駅のマクドナルドでこの手紙を書いています。
涙が不意打ちのように落ちてきますが帽子をかぶっているので大丈夫です。
そろそろ帰ります。話を聞いてくれてありがとう。
答えは出ているのに言葉にしたくて手紙を書きました。
明日もきっと薬を飲みます。お母さんになれる日が来るのか、本当になりたいのか、よくわからないけど
あの無職の夫の妻では居続けたいのだと思います。
水曜日が楽しみですね。
良い一週間になりますように。

【筆名:不明 年齢:不明 都道府県:不明】

2018年7月18日水曜日

2018年7月18日(水)

手紙を受け取った方へ

こんにちは。今日、私は小岩井の一本桜を見に行きました。初めて見たのですが、とても感動的でした。
緑の大地に一本の桜の木。そしてバックには岩手山。天気もよく雲一つない青空。時間が過ぎ去るのも忘れてしまいそうなそんなひとときでした。

一本桜を見た後は、しばらく車をとばしてドライブ。なにもないところをドライブするのはものすごく久しぶりでした。でも大人になるにつれ私の中にも変化が。小さい子供の頃はなにもない田舎があまり好きになれなかったのに、大人になってなにもない田舎が大好きになりました。自然豊かの中で生まれた私は幸せ者です。自然は心の癒しですね。

帰り道では野生のフクロウに遭遇しました。まさかここで会えるなんて。ちょっと得した気分。
こんな素敵な一日に感謝です。

それでは、素敵な水曜日をお過ごしください。

【筆名:たんぽぽ 年齢:30 都道府県:岩手】

2018年7月11日水曜日

2018年7月11日(水)

今年の5月2日は運悪く平日で、日本中の割りとたくさんの人が普段と変わらない一日を過ごされたのではと思いますが、私にとっても、いつも通りのごくごく普通の一日でした。ただ、一つだけ少し良いことがあったので、今日はそのことを書こうと思います。

私は今、愛知のとある会社の、企業向けの商品を企画・開発する部署で働いています。
まだ配属されて間もないこともあり、今のところ、上司に指示されたことをひたすらこなしていくだけの毎日で、最近では少し物足りなさを感じるようになりました。5月2日も「早く帰ってゴールデンウィークの続きを満喫したい!」などと考えながら業務連絡のメールをチェックしていたら、私が開発に関わった商品をお客様が使った感想で「以前よりも使いやすくなった。大変満足している」と書いてあるのを見つけました。
些細なことですが、自分たちが作ったものを実際に使ってくれている人がいると実感できて少しだけ嬉しかったです。
そんなわけで、私にとっての2018年5月2日は、新しい職場で働き始めてから初めてほんの少し良いことがあった水曜日でした。

【筆名:いよかん 年齢:28 都道府県:愛知】

2018年7月4日水曜日

2018年7月4日(水)

高校の教師をしています。採用同期が校長になる年齢なのですが、クラス担任をしています。若い頃に勤めた学校で、問題を起こした生徒に指導を申し渡す校長の姿を見て、その子の普段の姿を知らないで諭すなんて自分にはできない、管理職になりたくないと思いました。それでも同い年が偉くなっていくと心穏やかじゃなくなるのかなと不安に感じていましたが、全く大丈夫でした。

さて、今日の水曜日、昼休みにクラスの女の子のひとりが不調を訴え、保健室で休ませながら話を聞きました。明日、体位測定が予定されていて、彼女は保健委員として準備や記録の仕事を頼まれています。その役割がちゃんとこなせるかどうか不安になって身体症状が出てしまったようです。真面目すぎですよね。この話を聞いて、自分のことを思い出しました。

小学校6年生の時、クラスの代表が集まる委員会があって、そこで、何が何だかわからないままに児童会長に選出されてしまいました。その後の会議で司会をさせられ、話し合いに時間がかかり、係の先生に叱られました。また、家が火事になった児童がいて、学校で募金をして、それを届ける時に先生に同行しました何をしていいかわからないままに、ただ言われたことだけをしていました。子供なりに不本意に感じていました。もうこりごりだと思い、中学生になってからは、学級委員以上の役割は、固辞しました。

久しく忘れていた嫌な思い出ですが、今思ってみると、偉くなりたくない気持ちは、この時の経験から生まれたのかもしれません。逆に、もっと前からあったから、嫌な経験になったのでしょうか。いずれにしても校長先生の説諭を聞いて生まれた気持ちじゃなかったのかな、と、初めて気づいた水曜日のきょうでした。

具合が悪くなった彼女にも自分の思い出を話しました。彼女は昼休みを保健室で休み、午後の授業に戻ることができました。

【筆名:凡人53号 年齢:56 都道府県:茨城】