2018年10月31日水曜日

2018年10月31日(水)

この手紙を受け取った人にとって、9月5日はどんな水曜日だったでしょうか。
私にとっては、他の日とは違う、少し特別な一日でした。
会社の繁忙期が過ぎ、仕事も落ちついてきていたので、9月6日、7日は事前に有給休暇の申請をしていました。
そのためか、水曜日は仕事中も半分お休みモードで、「久しぶりの長い休みだから、どこか旅行でもしに行こうかな」などと呑気なことを考えながら仕事を終え、家路についたのでした。
そんな矢先、実家の母から「お父さんが倒れた」という連絡がありました。そんなことがそろそろあってもおかしくない年齢なので、青天のへきれきは言いすぎかもしれませんが、私にはそれくらいの衝撃でした。
「結婚」「介護」などの現実的な話題は、気楽な独身生活を続けているとまだ先のことのように思えて無意識に避けてきたのですが、急に現実感を帯びてきたような気がして、少し暗い気持ちになりました。
でも、今までを振り返ってみると、成人して以降は両親との交流もあまりなく、自分中心の生活をしてきて親孝行の一つもしていないことに気がつきました。これは神様が私にくれた(ひょっとすると最後の)親孝行のチャンスなんだと前向きに捉え、とりあえず実家に顔を出して、今後のことも含めいろいろ話したいと思いました。
そして、父の体調が良くなったら、一緒に家族旅行に行くというのも悪くないかなと思いました。
長くなりましたが、私にとって9月5日はそんな水曜日でした。

【筆名:みや 年齢:28歳 都道府県:愛知】

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