前略 今日で阪神淡路大震災から23年が経ったようです。
京都で大学生活を送っていた私は、今東京で夫と娘と息子とおだやかに暮らしています。
無事を知らせるためにかけた電話器の色と形、割れてしまった手作りの小さなワイングラス、ニュースを流していたブラウン管のテレビを今でもはっきり覚えています。
でも、当日から始まるはずだった試験がそのあとどうなったのか、結局大阪の実家には帰ったのか、余震などにおびえたのか... 続いた日常のことは覚えていません。
混乱は毎日続くと変わりばえのしない日常になってしまうのかもしれません。
あるいはその程度の混乱だったのでしょうか。
震災の記事を新聞で読みながら当時や今や他の地震災害のことをあれこれ考えました。
久しぶりに強い雨が降っています。子どもたちを保育園に迎えに行かなくてはなりません。
早く可愛い子どもたちに会いたい!と思うことはありません。
でもそれは、一緒に帰宅し、夕食を共にし、お風呂に入れて寝かしつけるのが日常になっているからですね。
かけがえのない日常を水曜日にちょっと見直してみるのもいいかもしれません。
【筆名:田辺ゆう 年齢:43 都道府県:東京】
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