忙しい日のお昼は「夜鳴きうどん」
名前のせいもあり、夜作るともの悲しい雰囲気漂うけれど、昼作るとなぜかうきうき。
①から⑥までのせてくだけ。
我流夜鳴きうどん
①きざみあげ(甘みをつけたお出汁で2分くらい煮る)
②花かつお
③とろろこんぶ
④長ねぎのうすいスライス
⑤あられ(おせんべでも!)
⑥七味
昔々、冬の日の夕方になるとリヤカーでうどんを売りにきたおじさんがいた。
(それが夜鳴きうどんであると知ったのはずっと後のこと)
ラッパが聞こえると、近所の主婦たちが丼とお盆を片手におじさんめがけて集合する。
からの丼がみるみる湯気で満たされていった。
数は限られてるけど、おそばにチェンジもあり。
おじさんは手際よくチャチャッと具をのせてく。
それをいつも眺めてる小さなわたくし。
母の主義で買うことはなかったけれど、
おじさんは興味しんしんなわたくしをじゃけんにはしなかった。
大きくなったわたくしはお昼間、夜鳴きうどんをチャチャッと作る。
数十年以上前に一瞬間だけふれあったおじさんの、あったかいうどんを想う。湯気がみえる。
【筆名:KOYOMI 都道府県:長野】
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