2018年4月25日水曜日

2018年4月25日(水)

はじめまして。どこかにいるあなたへお手紙を書きます。

水曜日は私の中で「人にやさしくする日」になっています。
週の真ん中、少しつかれてきた時で、自分にも余裕がなくなってきます。
朝から「今日は水曜日だ」と意識して、行動するようにしています。
普段からもやさしくなりたい、と思うのですが、なかなかむずかしいです。
少しのことで怒ってしまったり、困っている人に気付かなかったり、
時間がある日は、A4の紙に今の考えを全部書き出します。
ひらがなや絵がまじってぐしゃぐしゃですが、とてもスッキリして、
「また明日もがんばろう」と思えます。

私は今、文字を書くのが好きです。
去年の目標は「字を上手に書く」でした。
1月に万年筆を買ってから、毎日30分、1時間、ひたすら文字を練習しました。
読める字になっているでしょうか
今年の目標は「字をていねいに書く」です。

この手紙が届いたあなたはどんな文字を書きますか

【筆名:はる 年齢:28 都道府県:福岡】

2018年4月18日水曜日

2018年4月18日(水)

パートから帰るとテーブルの上にパンが2つ置いてある。
子どものスリッパくらいの大きいパンで、白っぽくてふわっとしている。
切れ目があって、中にクリームがはさんであるようだ。
2つとも同じものなのか、中のクリームが違うのかはよく分からない。
夜勤明けのダンナが買って帰ったのだろう。
食べていいのだろうか?それとも一緒に食べるつもりなのだろうか?
寝ているダンナを起こして聞くのもなんだかで、
とりあえず食べずにいる。
5時頃、娘が学校から帰ってきた。
「2コあるんだから、2人で食べていいよって事なんじゃない?」と娘。
「でも食べちゃってから『エーッ!オレまだ食べてないのにー!』って言われたら困らない?」と私。
結局、ダンナが起きるまで待っていると、5時半すぎに起きてきて、
「あ、それ食べていいよ。」
うーん、もう夕ご飯前だ。
でも中にクリームが入ってるし、今日食べた方が絶対おいしそう。
ちょっと悩んだけれど、やっぱり食べてしまった。
おかげで、夕飯の鍋がたくさん余ってしまった。
仕方ない。明日の朝食はおじやにしよう。

それでは、また。

どうぞよい水曜日を!

【筆名:木休 年齢:47 都道府県:神奈川】

2018年4月11日水曜日

2018年4月11日(水)

こんにちは。この手紙を受け取って下さったあなた。
今日はどんな一日でしたか?
こちらは風は冷たいけれど、太陽が出ていて、気分的には暖かい一日でした。

素晴らしい偶然がありました。
初めて入った美容院で私の担当になった方が、なんと20数年前に私が小学校教諭だった時の教え子だったのです。彼女の方から声をかけてくれて。
名前を聞いて思い出しました。当時はちょっとふっくらしていて髪も長く、少し大人っぽかった少女でした。今目の前にいる彼女は35歳でスラっとして細くて華奢で、ふわっとしたパーマをかけていて、すっかり大人の女性でした。でも小学校の時から変わらない、可愛らしくて優しい笑顔は健在で、なんだか心がほわんとあたたかくなりました。
いつだったか、彼女からもらった手紙に、美容師さんを目指していると書かれてあったことを思い出しました。私も、「もし美容師さんになったら私もいつか髪を切ってもらいたいです」とお返事を書いたような気がします。
自分の夢を叶えたんですね。そして今、私の髪を切ってくれている。あまりにも幸せな偶然に泣きそうになりました。
髪を切ってもらっている間、いろんな話をしました。彼女はもう2人のお子さんのお母さんで、子育ての話や、友人関係の話など、大人の会話。色々話しながらも、本当に夢心地で幸せな時間でした。
神様って、人生の中に突然こういう素敵なプレゼントを用意して下さるのね。
最近元気が出なくて、未来のことを考えて暗い気持ちになることが多かったけれど、生きていればきっといいことがある!そう信じられた一日でした。

週の真ん中水曜日。もう少しでお休みがくる。日々の生活に感謝しつつ頑張ろう!
読んでくれてありがとう。あなたもお体に気をつけて良い一日を。また来週!

【筆名:蒼山智己 年齢:48 都道府県:宮城】

2018年4月4日水曜日

2018年4月4日(水)

毎日自宅にいて、2才の息子と過ごして家事に追われているうちにあっという間に一日が終わり、今日という一日のやりがいを感じられないままの日々を送っています。
周囲の人々の生活に自分だけが取り残される不安を一日に何度も考えます。
でも家にいることは大好きでとても落ち着きます。
そんな私ですが、本日は早朝から多度津駅へ行きました。
主人が出張へ出掛けるので息子と車で見送りに来ました。
「ポッポー」が大好きな息子はすぐには帰ってくれず、高架橋に登って列車をしばらく見ました。
私の住んでいる四国はアンパンマンの産みの親である、やなせたかしさんの出身地でもあり、アンパンマンの列車が走っています。
運良くアンパンマンの快速列車を送ったあとは、四万十行きの特急を送りました。
多度津駅は四国の分岐点であるので、上りは高松、岡山そして本州へ・・・
下りは愛媛へ向かうもの、徳島へも行けるし高知にも行きます。西条行きの列車を送ったらとにかくどこか遠くへ行きたくなりました。
この間、ママ友さんは松山へ行ってとても楽しかったと行っていたな。
四国を出ようかな?岡山に住む親友に会いにいくとか?
それともずっと行ってみたかった長野か、青森とかできるだけ遠くに。。。
考えながら高架を下りていくと鈍行列車が到着しました。スーツを着た会社員はもちろん、沢山の高校生達、旅をしているのだろうと思われる老夫婦・・・皆目的の場所に向かって足早に進んで行きました。
やっぱり自分はその場に残っていて、取り残された感じを味わいましたが、寂しいとか落ち込むとかいった感情ではなく、なんだか前向きに頑張ろうと思えました。
私の心の中にいつもある言葉、宇多田ヒカルさんの書いた歌詞に
「どこか遠くへ逃げたら楽になるのかな そんなわけ無いよね どこにいたって私は私なんだから」
というのがあります。
多分どこか遠くへ行っても私は物事のいちいちを深く考えて過ごしているんだろうな。
いつも頭で一人で考えていることをこうして誰かに伝えるのは初めてです。
私はこんな水曜日を生きていました。

【筆名:あー 年齢:33 都道府県:香川】